こんばんは✨
本日は6枚素敵なヘレケ絨毯を追加いたしました。
まずはこちら〜❤️
もう何年も前に見学に行ったことがあるのですが、スキーで有名なトルコのエルズルムにアタトゥルク大学という有名な大学があります。そこに数十年前から絨毯キリム織学習センターがあるのですが、そこのヘレケ絨毯はもうシュメルなき今、トルコで一番のクォリティの絨毯を織っているといっても過言ではないかと思います。
見学に行った時に動画も撮影したのですがそれらを保管していたパソコンにアクセスができないので、Youtubeから失礼します。
シュメルよりももう少し細かいですので、指が入らず、絨毯専用のかぎ針で見事な速さで織り上げていきます。1人おおよそ2ヶ月で1平米織れるのですが、6平米の絨毯ですと、2人で仕上げたり1人で仕上げたり、最短でも半年から1年かかる計算になります。
絨毯は、ご興味のない方にはもちろんすぐさま高い!と言われてしまうのですが、1年かかってこれだけの大作を仕上げて、しかも20kg以上の羊毛と綿の上質糸を使って、、、一年の収入に見合っているかと言うとそうではないんですよね。こういう制作過程をみると、絨毯というのは本当に芸術品、美術品の部類だと思います。
アタトゥルク大学のヘレケ絨毯、一生に一枚、私もいつか入手できるでしょうか。。。現地に行った時、織り機には全てオーダーされた方の名前が貼ってありました。すぐに買いたくても、オーダー品ばかりで既成のものは在庫が2枚くらいしかないのがこの工房です。それだけずうっと前からオーダーが絶えない、すごい絨毯です。
お次はシュメルの100周年記念のテブリーズ柄✨
優雅なアラベスク模様の中を春の花で可愛く埋めたこのデザイン、配色によって若干のイメージは異なりますが、気品あるデザインの一つです。
こちらも100周年記念のチューリップ畑🌷
ボーダーのデザインですが、通常は6平米以上のシャーレ柄などにしか入らないいかにも宮廷デザインの豪奢なデザインで、当時欧州向けに織られていたのがよくわかるシュメルらしい部分だと思います❤️ボーダーのベースのボルドーもとてもお洒落ですよね。ビロードみたいで。
お次はこの時期にも夏にも似合いそうなシックなペイズリー柄。
シュメルではバーデムル柄となっており、アーモンドを意味します。向かい合ったペイズリー柄の中にも外にもお花が描かれており、それの繋ぎ方なんかもとても可愛らしい一枚です。ペイズリー柄はコーカサスやペルシャ部族系絨毯によく見られますが、やはりトルコ絨毯になると可愛さが増すなあと思います。
そしてこちらはシュメル100周年記念のカフカス=コーカサス柄。曲線が少ないので、シュメルの中でも一番キリッとした印象のデザインですが、全体はお花で埋められていますので、華やかさが溢れています。
シュメル、シュメルと言っているのは1933年7月11日に創立されたSumerBank(uの上にトレマ)シュメルバンクのことでして、SumerBankという名前はトルコ共和国建国のアタトゥリュクによってつけられたものです。
そのずっと前、ヘレケ村で1843年に生産の始まったヘレケ絨毯や布製品ですが、当時はまだ帝国のものとして運営されておらず、1891年に時のスルタンアブドゥルメジドによってオスマン帝国運営のものとして帝国をあげて世界に向けた最高級の絨毯が織られる様になりました。その時から数えて100年目の1991年に織られたのがこのシュメルバンク100周年記念の絨毯になります。
そして最後の一枚がとっても綺麗なカフカス柄。
でもシュメルのではなくてシワスにあった絨毯産業学校で織られたものです。こういう学校は良い先生によってよい織り手さんが育てられますから仕上がりが本当に綺麗です。
色使いもシュメルのとはなんとなく異なり、ピンクの効かせ方や細いボーダー等、複数のお色をセンスよく入れられるのがシワスらしいなあと感じます。
これら6枚ですが、トルコに在庫がございますので、納期は約2週間です。
詳細写真は是非こちらでご覧くださいませ。
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