こんにちは⭐️
アンカラにヤストゥックのコレクターさんがおられ、普段は屋根裏部屋の倉庫に大切にしまっておられるのですが、今回は先方からお電話を頂き、いくつかアンティークを買付させていただきました✨
まずはエルズルム✨
こんな可愛いヤストゥック見たことないです。エルズルムを含むトルコの寒い地域にいるトルコ原種の焦げ茶色の羊たちにそっくりのお色です🐑
Morkaramanという種類の可愛い羊ちゃん達です💕
そしてこちらのインディゴ系のお色が効いた芸術品はシワス。近年のものだとこのモチーフはニーデが多いでしょうか。。。
シワスはオスマン帝国時代とても繁栄した大きなところでしたから豪奢な方も多く、こちらも一般的な民家用ではなく、そういった方のところに嫁いだ方やそういったところの為に特別に織られたものであるかと思います。
こちらはニーデ。可愛い房がついたヤストゥックは1000枚に1枚も出てこないほどレアな仕上がりです。ボーダーのモチーフのカラフルさもですが、センス溢れる女性が織ったんですね〜。
そしてこちらはシワス。いかにもオスマン帝国!といった雰囲気が溢れていますよね。真ん中の家紋のようなモチーフは黄緑色ですが、角度によっては黄金に輝いているようで素晴らしいです!パイルもしっかりとした厚みで、それでいてサラサラとしており、トルコ絨毯の質の良さがくっきりと出た一枚だと思います。
今回はフリンジのほつれ止めのチェーン縫いは全てモチーフに使われている色を使ってお願いしました。そのままだと気になりそうな修復は施されておりますので、そのままフロアでも良いですが、美術品として飾っていただいてもとっても絵になるものばかりです。
世界の絨毯コレクターさんというと、修復なしの穴が空いたままのもの、ボロ切れにしか見えない様なものを集めておられる方も沢山おられるわけですが、やはり日本向けとなると、美術館の美術品のように、美的センスと修復のバランスが取れたものがインテリアで心地よく、末長く愛ていただくのに良いのかなあと思っております。修復なしのパネルの状態のものは、以前額に入れてご紹介させていただいていたことがございました。額装はまた、コロナが終わった頃に取り掛からせていただけたらなあと思っております。
美しいヤストゥック、目の保養になりましたら嬉しいです👀
掲載はこちら↓にさせていただいております。
Anatolian Concept オンラインショップ Anatique&Old絨毯 Collection
ところでコロナですが、、、
トルコでは服屋さんでも銀行でもスーパーでもとにかく現金を触る方はゴム手袋をしていました。ご高齢の方もマスクだけじゃなくてゴム手袋をして外出されていました。銀行は一度に中に入れる人数を制限し、設置されているペンも全て使い捨てになりました。
そして、地域の清掃消毒作業が凄かったです。
日本は、、、スーパーのカートとか袋詰めの台とか、各種窓口とか電車、バス、タクシー、逐一消毒していないような気がします。コロナ罹患者が訪れたところだけ消毒していますよね、、、。政府が政府がと言いますが、自分たちでできること、まだまだ沢山あると思います。ま、トルコもこれだけ消毒しても外出禁止令が出ても、ものすごい感染力なのですが。
このコロナが終わる頃、きっと世界のいろんなことが変わっていますよね。良いことが増えます様に。
皆様も何卒お気をつけくださいませ✨